香川照之の長男・團子が見せた“神がかり的潜在能力” 猿之助の代役で「48時間でせりふや歌唱を全てマスター」
甘いマスクに高身長
そんな澤瀉屋の救いの神、團子のプロフィールを芸能記者が解説する。彼の本名は香川政明だが、
「照之と日本航空の元客室乗務員の女性との間に生まれた子です。その後、両親は離婚。照之46歳、政明8歳の時に親子そろって口上を述べ、歌舞伎界にデビューしました。現在は青山学院大学在学中。179センチと高身長で猿之助よりも10センチほど背が高く、今回、衣装も急きょ手直ししたとか」
父親は奔放かつ強烈なキャラクターがよくも悪くも“個性”とされたが、
「息子は父に似ず、素直な性格だと周囲は手放しで褒めそやしています。清潔感のある風貌ですし、人気はさらに高まりそう」(同)
「猿之助襲名は間違いない」
演劇評論家の水落潔氏も次のように語る。
「市川染五郎と並んで人気のある若手俳優の一人ですね。7年前から『東海道中膝栗毛』のシリーズに出演していますが、染五郎とコンビを組む役どころが好感を与え、演技も高評価です。開演当初は子役の雰囲気を残していましたが、年を重ねるにつれて準主役と言っても過言ではない存在感をたたえてきている。いずれ五代目猿之助を襲名するのは間違いないでしょう」
前出・梨園関係者いわく、
「現状、みなが安堵するような一件落着という形での終わりは見通せないため、團子の猿之助襲名の時期は早まると見るべき」
暗雲垂れ込める中に射す一筋の光明ではあるが……。
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