荒れ狂う“猛牛”に“カネやんキック”が炸裂…地方球場「三大乱闘事件簿」
「ぶつけたら、帽子を取って謝れ!」
プロ野球の地方球場で開催される試合は、球場全体に独特の熱気が溢れるなか、観客はもとより、時には選手もエキサイトする。その結果、球史に残る大乱闘事件に発展したこともあった。【久保田龍雄/ライター】
「火の国・熊本で巨中大乱闘!」の見出しで報じられたのが、1987年6月11日に藤崎台球場で行われた巨人対中日戦である。巨人が4対0とリードの7回2死二塁、中日・宮下昌己の初球がクロマティの右脇腹を直撃したことがきっかけだった。
「ぶつけたら、帽子を取って謝れ!」。...