長野「4人死亡」立てこもり事件 「極刑」確実視でも捜査関係者が気を揉む「鑑定留置」の行方

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 惨劇から一夜明けて逮捕された容疑者は、犯行を認める供述を始めている。しかし一部の警察関係者からは「事件の異様さ」への困惑とともに、「焦点は鑑定留置だ」との声が早くも漏れ始めている。今後の捜査で「最大の山場」となるポイントを探った。

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 5月25日、長野県中野市で起きた立てこもり事件は、警察官2人を含む4人が死亡する凄惨極まりない結末を迎えた。

「立てこもりの現場となったのは中野市議会議長の青木正道氏の自宅で、逮捕された青木政憲容疑者(31)は正道氏の長男です。...

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