宝塚歌劇団で異例の長期休養、今後は働き方改革へ 「各組のトップは激務」
松竹が主催する歌舞伎の公演に「休演日」が導入されたのは、わずか3年前。それまでは1カ月に25日の通し公演が当たり前で、役者たちには1日たりとも休みはなかった。
「当時、海老蔵を名乗っていた市川團十郎の訴えがきっかけですよ」
と言うのは演劇担当記者。
「いわく“休みなしで昼夜2回の公演は重労働。1日も完全休養がないのは良くない”と。多くの歌舞伎役者が賛意を示し、いまでは月に2日の休みが設けられています」
演劇界も働き方改革――。それは創立110周年を迎える宝塚歌劇団も例外ではない。...