ジャンポケおたけが語る「芸人ともんじゃ屋の二足のわらじ」生活 母親は「昔はレジのお金を持っていくのが日常茶飯事」
「基本はずっとここにいます」
「お笑いの仕事の合間を縫って、基本はずっとここにいます」
とは、おたけ本人。
「母親も店に立ちますが、今は僕が看板。もう若手ではないのであちこちのライブに出るわけでもないし、意外と時間は作れるので、両立できていますが、体力的にはやっぱり疲れます。GWも含めて、ずっと休んでいないんですよ」
二足のわらじと侮るなかれ、味にもこだわっているという。
「もんじゃの味の軸はソースとおだしですが、ウチはソースの味はキツくしていません。また、具材を細かく刻むのが一般的だと思いますが、ウチはエビだったらエビだって見てわかるぐらいの大きさでカットしています。25年やっていますから、その味は守ってやっていきたいです」
30歳まで援助してほしい
一方、母親は、
「昔は路地裏にあって、一見(いちげん)さんには入りづらいお店だったと思いますが、私はアットホームな雰囲気が気に入っていました。今のお店は、ちょっとかかっている音楽がうるさくて、耳栓が欲しいくらい。まあ、時代が違うんでしょうね」
そう苦笑しつつ、来し方の苦労を次のように明かす。
「息子は専門学校を卒業後、美容師になったのですが、ある日、芸人になりたいと言ってきた。“ただ、30歳までは食べられそうにない。それまでは援助してほしい”と言われましてね。それで私がクレジットの家族カードを渡したら、32歳でカードを取り上げるまで、使いたい放題で……」
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