実は息子のほうが有名だった バッハが「音楽の父」と評されるワケ
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685年~1750年)といえば、「音楽の父」として教科書にも紹介されている大作曲家。とくにクラシック音楽好きでなくても、「G線上のアリア」や「主よ、人の望みの喜びよ」などの旋律を耳にしたことがある人も多いでしょう。
でも、バッハ以前にも作曲家はたくさんいたはずなのに、なぜバッハが「音楽の父」なのでしょうか。岡田暁生さんと片山杜秀さんの対談本『ごまかさないクラシック音楽』(新潮選書)から、一部を再編集してお届けします。...