「第三者委員会」が信用できないワケ 東京五輪、企業不祥事、いじめ問題が解決しないのはその構造に問題があった!
企業や役所、あるいは学校などで、不祥事が起きれば設置されることが多い「第三者委員会」。有識者や弁護士らが委員に名を連ね、結果も公表される。だから、当然、きちんと真相究明がなされているはず。そう思う人は少なくない。
だが実際は、それが疑惑追及の隠れみのとなり、関係者が都合よく身の潔白を証明する道具と化していることも珍しくないのだという。
本来、そういう隠蔽(いんぺい)やゴマカシをなくすための第三者委員会だったはずなのに―――。
正しく第三者委員会を機能させるためにはどうすればよいのか。...