実はメジャーだった「現代音楽」はなぜマイナーになったのか――60年代生まれの音楽評論家が考える「決定的な理由」

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 かつて現代音楽家がスターだった時代がありました。日本でも60年代は武満徹や黛敏郎、一柳慧などが一般メディアでも盛んに取り上げられ、特に音楽に詳しくない人たちの間でも、その名前や顔が知られていました。

 ところが、現代音楽は今やすっかり一部のマニアのものとなってしまった観があります。なぜ現代音楽は戦後の一時期にメジャーとなり、その後マイナーなものとなっていったのでしょうか。岡田暁生さんと片山杜秀さんの対談本『ごまかさないクラシック音楽』(新潮選書)から、一部を再編集してお届けします。...

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