香川照之の長男「市川團子」に称賛の声やまず 名門「澤瀉屋」の救世主となった19歳の“演目以上に数奇な運命”
歌舞伎界に「ニュースターが誕生した」ともっぱらの話題だ。弱冠19歳ながら、堂々とした演技で市川猿之助の代役をこなし、観客から万雷の拍手を浴びた市川團子――。数奇な運命に翻弄された青年は、存続も危ぶまれた名門・澤瀉屋の「救世主」となるか。
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事件の衝撃も冷めやらぬ5月20日、東京・明治座で「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」の昼の部が再開した。團子が代役主演を務める、同部「不死鳥よ 波濤を越えて」は瞬く間に千秋楽まで完売となる人気を見せ、“團子フィーバー”が起きているという。...