川口春奈は「モニタリング」休演で決着 次に“裏かぶり”問題が発生しそうな人気女優は?
NEWSポストセブンは5月1日、「川口春奈、7月期テレ朝木曜ドラマ出演 裏かぶりの『モニタリング』は一時出演見合わせで着地」との記事を配信した。女優の川口春奈(28)が7月スタート予定のドラマ「ハヤブサ消防団」(テレビ朝日系列)に出演する。その結果、レギュラー出演中のバラエティ番組を休むという。
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「ハヤブサ消防団」はテレ朝の「木曜ドラマ」枠(木曜21時)で放送予定だ。そして川口は、バラエティ番組「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」(TBS系列・木曜20時)にもレギュラー出演している。
「モニタリング」は2時間番組。結果、21時から22時までの間が「ハヤブサ消防団」と重なる。これをテレビ業界では「裏かぶり」と呼び、“御法度”として禁じられていることはご存知の方も多いだろう。民放キー局のディレクターが言う。
「裏かぶりを禁止する理由は、何よりスポンサー対策です。人気タレントが同じ時間帯の番組に同時に出演してしまうと、視聴率に与えた影響が分からなくなってしまいます。川口さんの場合、何とかして御法度に触れないよう関係者が知恵を絞ったのでしょう。異例の対応であることは間違いありません」
テレビ業界における従来の“不文律”からすると、「モニタリング」に川口の“独占権”があり、「ハヤブサ消防団」への出演は許されなかったという。
「テレ朝がTBSに頼み込んだということなのでしょうが、今回の措置には時代の変化を感じます。裏かぶりのルールは視聴者には関係ないとはいえ、TBSからすると『勘弁してよ』が本音だったはずです。それでも情報が漏れ、『「モニタリング」のせいで川口春奈がドラマに出られない』などと報じられてしまうと、視聴者が『本業である演技の仕事ができないのはおかしい』と反発しかねません」(同・ディレクター)
沢村一樹のケース
異例の決着となったのは、川口が売れっ子ということも大きい。2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で沢尻エリカ(37)の代役を務めて注目され、21年には同じくNHKの「紅白歌合戦」の司会に抜擢された。
22年にはNHKの朝ドラ「ちむどんどん」にも出演して好印象を残し、同年10月期にフジテレビ系列で放送された「silent」では主演女優として高く評価された。まさに今が旬の女優だ。
「『モニタリング』には20年8月からレギュラー出演していますから、TBSに先見の明があったことになります。スタッフにとって休演は大きな痛手でしょうが、川口さんがドラマで活躍してくれれば、復帰後、その視聴者を『モニタリング』に連れてきてくれる可能性があります」(同・ディレクター)
前例もある。俳優の沢村一樹(55 )は、2021年1月から3月まで自身がMCを務めていたフジテレビ系のバラエティ番組「突然ですが占ってもいいですか?」を休演。裏かぶりとなる日本テレビ系列のドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」に出演した。
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