「情報求む」本土復帰から51年、沖縄で新たに見つかった少女の遺骨

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沖縄県民からの問い合わせはわずか3件

 ボランティア団体は、遺骨を遺族へ返すため、部隊関係者や地元の自治会などに呼びかけ、遺族に該当する可能性のある人々のDNA鑑定申請を募っている。

 ところが、適合検査は難航しているのだという。

「第32連隊に所属した東北や北海道出身者の遺族からは40件近い申し出がありますが、沖縄県民からは3件です。遺族側の検体がない限り、適合検査は不可能。心当たりのある方は一人でも多く名乗り出てほしい」(同)

 DNA型が一致し、家族の元へ帰れた沖縄出身者の遺骨は、残念なことに過去まだ一例もないそうだ。

 遺骨の主の無念を思うといたたまれない。

撮影・浜田哲二

(問い合わせ先) 厚労省・戦没者遺骨鑑定推進室(03‐3595‐2219)。

週刊新潮 2023年5月25日号掲載

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