香港大手紙の名物「風刺漫画」が無念の連載終了 政府が“6回も批判”したその中身とは

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香港市民に「大きな驚き」がなかった理由

 2019年からの民主化デモや香港国家安全維持法(国安法)の施行など、特にここ数年はきな臭いニュースばかりが聞こえてきた香港。現在はコロナ規制をほぼ撤廃し、海外観光客の誘致に本腰を入れ始めた。

 市民の生活もほぼ平常通りだが、逮捕された民主派の裁判経過や判決といった、彼らの心をざわつかせるニュースも淡々と続いている。そして、つい先日話題となったのは、大手紙「明報」で掲載されていた風刺漫画の連載終了だ。

 5月11日に連載終了が発表されたのは、1コマ漫画「尊子漫畫」と3コマ漫画「世紀版乜議員漫畫(乜議員)」。...

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