神戸山口組の井上組長宅に17発を発射した男が語っていること

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面会に訪れる者に対し

「判決後に拘置所へ面会に訪れる者に対し、自らのことはさておき、“自分の留守中、どうか兄貴のことをくれぐれもよろしくお願い致します”と伝えているとも聞きました」(同)

 林被告がそれだけの行動に出ることができたのは忠誠心のみならず、6代目山口組側の物心両面でのサポートが約束されているからということもあるのかもしれない。

 こうした「組事」に関しては、被告に妻子がいる場合、サポートは彼らにも及び、服役後にはそれなりの立場が約束されている。暴力団が今後も勢力を維持することはないにしても、神戸山口組に比べれば6代目山口組の方が組織としてサバイブしている可能性は圧倒的に高いだろう。組事を引き受けられる理由の一端がそこにある。

 とはいえ、林被告に下された判決は懲役10年で、単に銃刀法違反や建造物損壊などの罪に問われた場合に比べてかなり重い。

「反社会的勢力が関係した抗争事件であることに加え、街中での銃乱射はともすると一般の人々を巻き込みかねず、その身勝手さが断罪された格好です」(先の記者)

 仮に10年服役すれば、林被告は還暦を迎えることになる。

デイリー新潮編集部

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