東京郊外にある大物次官の行きつけのスナックで人事を密談、子飼いをゴリ押し…【国交省OB人事介入の闇】
国土交通省の大物OBが民間企業である「空港施設」の人事に露骨に介入していた一件について、4月28日、同社が経緯について検証した独立検証委員会の報告書を公表した。
流れをざっと整理すると、以下の通りだ。
国交省元東京航空局長の山口勝弘氏は退官後、空港施設に天下りして取締役に就任。その後、出身である国交省の威光をチラつかせながら副社長就任を要求し、実際にその通りのポストを得た。それだけではなく、昨年末には、国交省元事務次官の本田勝東京メトロ会長が、山口氏の社長への昇格を要求してきたが、これを同社は拒否。...