「やった方は暴行じゃなく指導のつもり」 現役力士が告発した凄絶イジメ、部屋の責任者・陸奥親方の言い訳とは
角界をザワつかせている目下のトピックといえば、逸ノ城の突然の引退発表。しかし、それが吹き飛んでしまうようなスキャンダルが発覚した。相撲協会ナンバー2が主を務める陸奥(みちのく)部屋で起こった力士間の「暴力事件」を、部屋と協会が総出で隠蔽(いんぺい)していた――。
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鹿児島県出身の陸奥親方(元大関霧島)が初土俵を踏んだのは1975年のことである。ウエートトレーニングとプロテインで筋骨隆々の肉体を作り上げ、90年には遅咲きながら大関に昇進。...