【名人戦】藤井六冠が逆転負け 渡辺名人にとって第3局がどれほど重要だったか

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 将棋の「史上最年少名人」と「最年少七冠」の同時達成を目指す藤井聡太六冠(20)が渡辺明名人(39)に挑戦する名人戦七番勝負(主催:毎日新聞社、朝日新聞社)の第3局が、5月13、14の両日、大阪府高槻市で行なわれ、2連敗中の渡辺が一矢を報い、対戦成績を1勝2敗とした。藤井との力戦を制した渡辺にとって、名人位死守へのターニングポイントとなるか。【粟野仁雄/ジャーナリスト】

 渡辺はトップ棋士の中で最も藤井に苦しめられた棋士と言えるだろう。藤井に棋聖、王将、棋王の三冠を奪われ、対戦成績も3勝18敗だった(この対局で4勝目)。...

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