「大谷翔平」を毎週報じる女性週刊誌 セレブ感、羽生結弦との共通点…60代以上”女性読者”の目線とは
プライベートへの関心
大谷はアメリカでどんな家に住んでいるのか、どんな女性と結婚するのか、という関心も高い。代表的な記事からタイトルだけを紹介する。
▼大谷翔平「露天ジャグジー御殿」「得意料理パエリア」「セクシー香水」カリフォルニアの秘密(女性セブン:4月13日号)
▼大谷翔平 愛す「絶品塩パスタ」秘密のキッチンとベッドルーム大解剖(同:4月27日号)
▼大谷翔平の本命彼女は誰だ!白井コーチの娘、ヌートバーの姉、5名の美女の他にも!?(週刊女性:4月25日号)
最後に紹介するのは“合わせ技”の記事だ。女性週刊誌は皇室報道を自家薬籠中の物にしているが、これに大谷を組みあわせた記事だ。
▼佳子さま「大谷翔平のホームランご存じなかった!」一同びっくりの“天然”公務(女性セブン:4月27日号)
▼愛子さま「翔平に秘恋」 登校開始の授業で愛の短歌に夢中!(女性自身:5月9日・16日号)
前者は、佳子さま(28)が4月2日に全国高等学校女子硬式野球選抜大会の決勝戦を観戦された時の様子を紹介。決勝戦の会場が東京ドームだったことから、関係者が大谷のホームランが看板に直撃したことを話題にしたが、佳子さまは初耳というように非常に驚かれ、あの大ホームランをご存知なかったのか──という記事だ。
コメンテーターの変化
後者は、愛子さま(21)が皇居でWBCの試合を夢中でテレビ観戦しており、一番のお気に入りが大谷という内容。タイトルに短歌が出てくるのは、学習院大学で和歌のゼミに出席いることに触れているためだ。ゼミでは恋愛に関する歌でも積極的に見解を披露し、周囲を驚かせているのだという。そして愛子さまが藤原定家の歌を読み解く予定だとし、こんな風に指摘した。
《テレビの前で大谷選手への秘めた思いを温めているという愛子さま。歌についてはどのような解釈を講義で披露されるのだろうか》
放送作家の山田美保子さんは、女性セブンで「山田美保子の山田EYEモード」を連載している。女性週刊誌における大谷ブームについて訊いた。
「女性も大谷さんがメジャーリーグで大活躍していることは知っていましたが、WBC前は“男性の話題”だったと思います。それがプライベートジェットでの帰国で一転しました。何か“海外セレブ”に似たイメージが生まれたのではないでしょうか。私は複数のテレビ番組でコメンテーターを担当していますが、昨年まで大谷さんのニュースは男性コメンテーターの独壇場でした。ところが、プライベートジェットでの帰国後、私たち女性コメンテーターに振られることが急に増えたのです」
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