NHK「ニュースウオッチ9」レポーターに奈良支局「女性記者」が大抜擢で波紋 上層部の狙いとザワつく人たちの心境

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 NHK奈良放送局の公式サイトには「『あの日』を忘れない~11年目の岩手沿岸部~」との記事が掲載されている。カメラマンと記者による連名の署名記事で、末尾にはそれぞれのプロフィールが記されている。そのうち記者のほうは次のように書かれている。

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《及川佑子記者 2007年入局 奈良局は4か所目の赴任地。岩手県出身。関西では3.11が話題にのぼることが少ないと感じ、取材を志願》

 この及川記者の名前をネットで検索すると、NHKの「関西 NEWS WEB」が昨年7月8日に配信した「安倍元首相銃撃 取材中のNHKの記者が目撃したのは」という動画が上位に表示された。

 リードには《安倍元総理大臣が撃たれたときに現場で取材、撮影していたNHKの及川佑子記者に、現場で何が起きていたかを聞きました》とある。

 この日、奈良県奈良市で安倍晋三元首相(1954~2022)が銃殺される事件が発生した。事件直後の混乱した状況の中、事件現場からレポートを行ったのが彼女だと言えば、思い出す人も多いに違いない。

 また、奈良放送局は今年4月10日、「高市早苗大臣 帰りたくても帰れない 奈良県知事選挙のお家事情」との記事を公式サイトに掲載した。

 3人の記者による署名記事だが、筆頭に及川記者の名前が記されている。奈良県知事選を取材していることから、及川記者は県警担当ではなく県政担当だったことも分かる。

 デイリー新潮の取材で5月11日、この及川記者がNHKの看板報道番組「ニュースウオッチ9」(総合・平日・21:00)のレポーターに大抜擢されることが分かった。ところが、局内には思わぬ波紋が広がっているという。

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