維新が推進するIR、埋め立て地にアスベストが潜む可能性 ろくに調査がされていない現状

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エビデンスが必要

 続けて次のように警鐘を鳴らす。

「昔の建材を捨てていた場所であれば、土壌にアスベストが含まれていてもおかしくない。阪神・淡路大震災を見てわかる通り、関西でアスベストは、遠くにある人ごとではないのです」

 吉村知事らにはこう注文。

「大阪府や市はせめて、どれくらい空気中にアスベストがあるのか調べるべきですね。基準より5倍、10倍も高いということになれば、言うまでもなくとても危険です。安全だと言うなら、安全というエビデンスをもって証明すべきです」

 健康に関する件を“やっている感”で切り抜けていいはずはない。全国政党への成長はおろか、地域政治を担う資格すらなかろう。

週刊新潮 2023年5月4・11日号掲載

特集「独り勝ち『維新』の足下からアスベスト!?」より

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