MEGUMIも参加、映像集団「BABEL LABEL」はなぜ人気なのか
MEGUMIの序列
大手五社の支配体制が崩壊した現在でも、ほとんどの映画監督がフリーランスであり、資金集めを自分で行うことも珍しくない。
「ところがBABEL LABELは、企業活動の一環として映像作品を制作しています。若い映像クリエイターに、社員という身分と作品を制作する資金と機会を与えているわけです。日本の映画史上、革新的なチャレンジであることは言うまでもありません」(同・記者)
民放キー局でドラマ制作に携わるスタッフは、「MEGUMIさんもBABEL LABELさんも、どちらも鋭い嗅覚だなと感心しました」と言う。
「山田孝之さん(39)が映画を制作し、小泉今日子さん(57)が舞台をプロデュースするなど、最近の芸能界は作り手と演者の垣根が消え、そうした挑戦が評価される時代になってきました。MEGUMIさんの所属事務所はサンズエンタテインメントで、彼女が稼ぎ頭です。彼女が女優としてだけでなくプロデューサーとしても注目を集めることに期待している関係者も多いと思います」
テレビ業界、特にドラマの制作スタッフにとって、MEGUMIは“クラブのホステスみたいな雰囲気が出せる女優”として価値があるという。
「ライバルは山口紗弥加さん(43)や智順(ちすん)さん(40)といった感じになります。元グラドルという経歴から見ると、本当の好敵手は小池栄子さん(42)になるのかもしれませんが、女優としての方向性は全く違うものになりました。またバラエティ番組で知名度を上げてから女優に転じたタレントとなると、中村アンさん(35)や菜々緒さん(34)の名前が挙がると思います。MEGUMIさんも似たプロセスで女優さんになりましたが、実は業界での序列は中村さんや菜々緒さんより遥かに上です。NHKの大河ドラマでは良い役をもらえますし、舞台でも活躍しています」(同・スタッフ)
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