“還暦直前で初婚”モト冬樹が語る「晩婚のメリット」 結婚を決意させた妻の娘の一言とは?
「別居婚」「還暦直前での晩婚」「老いらくの恋」… 芸能人たちが明かすそれぞれの夫婦関係(後編)
「還暦直前の初婚」が話題となってから13年が経ったモト冬樹(72)。いま明かす晩婚のメリット、そして妻と娘への感謝とは――。
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「戸籍真っ白、お先真っ暗」
ふざけてそんなふうに独身を自虐していたオレも、結婚してもう13年。“59歳の初婚”ってスポーツ紙でもワイドショーでもさんざんイジられたけど、70歳を過ぎて結婚生活もすっかり板についてきたと思うよ。
うちの妻はオレより九つ下で、結婚当時は大学生の娘もいたバツイチ。もともと知人に連れられてオレのディナーショーを見にきたのが知り合ったきっかけだったの。妻は、一言で言えば“天然キャラ”。ディナーショーにも「モトさんに会いたくて来た」と言うクセに、モトが誰かも分かっていなかった。その後、しばらく友人関係が続いていたんだけど、出会ってから10年くらいたって付き合い始めたんだ。
“10年間の事実婚を経て”なんて報じられ方もしたけど、そんな大層なものじゃなくてさ。彼女は大阪に住んでいたから、関西で仕事があるときは彼女の家に泊まって、という遠距離恋愛だった。
「娘はオレのことどう思ってんの?」と聞くと…
彼女の娘のことも小学生の頃から知っていて、一緒に遊園地に行ったり旅行に行ったりもしていたから、仲は良かったですよ。ある時、そんな娘から「自分の高校の卒業式に来てほしい」って言われて、参加したわけ。女子高だったから同級生たちには面白がられるし、“モトに隠し子か!?”なんてフザけた報道もされたけど、なんかそれがすごくうれしかったのよ。
妻とは結婚してもいいかなとずっと思っていたんだけど、「卒業式に来て」って娘の一言で覚悟ができたって感じかな。やっぱりこの人たちを守るためには家族になるしかないなって。
で、妻にメールで「じゃあ籍入れようか」って伝えて、「ところで、娘はオレのことどう思ってんの?」と聞いたのよ。やっぱりそこが一番大事だから。そしたら「なんか学校ではパパって言ってるみたいよ」って。そんな流れでしたね。
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