奈緒主演「あなたがしてくれなくても」は配信で大成功 他局からは「フジの作戦勝ちですね」の指摘
春ドラマは日曜劇場「ラストマン―全盲の捜査官―」(TBS)の一人勝ち……かと思いきや、意外な伏兵がいたという。
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福山雅治(54)と大泉洋(50)がタッグを組んだ「ラストマン」の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)は、初回14・7%を記録。第2話13・1%、第3話12・0%と下がり気味ではあるものの、高視聴率をキープしていることは間違いない。
そのライバルと目されたのが、木村拓哉(50)主演の「風間公親―教場0―」(フジテレビ)。もっともこちらは、初回12・1%、第2話10・7%、第3話以降は一桁に。
シリーズものの「特捜9 season6」(テレビ朝日)を除けば、他に二桁の視聴率を記録したドラマはない。民放プロデューサーは言う。
「テレビ離れと言われて久しいですが、今期は特に際立っています。ゴールデンウィーク直前の4月第4週のプライム帯(19~23時)のPUT(総個人視聴率)は、個人もコアも史上最低を記録しました。ゴールデンウィークでやや持ち直したものの、T層(13~19歳の男女)、F1層(20~34歳の女性)、F2層(35~49歳の女性)は、全日帯(6~24時)、ゴールデン帯(19~22時)、そしてプライム帯で史上最低。若い女性を中心にテレビ離れが着々と進んでいます」
とはいえ、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)をはじめ、サッカーW杯や東京五輪などは高視聴率を取っている。
「大型のスポーツイベントは、テレビでリアルタイムで見るということなのでしょう。一方のドラマは、見逃し配信で見るのが定着してきました」
そこで注目されているのが、木曜劇場「あなたがしてくれなくても」(フジ)だという。
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