「カミラ王妃」誕生に影を落とす「ダイアナ人気」 露骨なイメージアップ戦略に英国人が抱く“複雑な感情”

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「クイーン・コンソート」から「クイーン」に

 チャールズ国王の戴冠式と関連行事、祝日を終え、5月9日から日常に戻った英国。世界が注目した歴史的大イベントだけに、SNSも多数の関連投稿でにぎわった。だが、中には「私にとってのクイーンは彼女」と、見覚えがある女性の写真を添えた投稿もある。その女性とは、チャールズ国王の元妻であり、日本でも絶大な人気を誇ったダイアナ妃だ。

 チャールズ国王が即位したのは、エリザベス女王が死去した日である。このとき、カミラ王妃の称号は「クイーン・コンソート(王の伴侶)」となった。...

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