バルブ最大手「キッツ」会長ご令息は三流ペテン師 「マスク詐欺」の次は「美容サロン開店詐欺」!?
きくらげの儲け
この件に留まらず、キッツ会長の御曹司は「美容サロン開店詐欺」とも言うべき手口でも人を欺いていた。名古屋市で不動産会社を営む経営者によると、きっかけは仕事関係の知人の話だったという。
「“コロナの蔓延とともにマスクやエタノールを大量に輸入し、何十億円も稼いだ凄腕の経営者がいる”“父親も立派で、東証一部(当時)上場企業のトップ”といった評判を聞かされました」
その凄腕社長が美容サロン開店のためのスポンサーを探している、と知人から打診され、1000万円を融資することに。一昨年7月、公正証書を作成し、堀田氏に現金で手渡した。返済期限は2カ月後、無利息が条件だった。
1000万円は50万円の謝礼とともに返済された。その3カ月後、「東京と名古屋で出店攻勢をかけるから、急遽、2000万円以上を貸してほしい」との依頼が入る。
前回と同じ融資条件で公正証書を作成して2400万円の資金提供に応じたが、今度は2カ月経っても音沙汰なし。返済を迫ると、美容サロンの話はどこへやら、「きくらげの儲けで返します」と言い出した。
「週刊新潮」2023年5月4・11日号「MONEY」欄の有料版では、「美容サロン開店詐欺」の詳細と堀田氏の主張を詳報する。
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