中村剛也、特例で「名球会」入りのハードルが高いワケ ネックは“打高投低”と“もう一人のアーチスト”
上原、藤川両氏の入会時に働いた“政治力学”
プロ野球・西武の中村剛也(39)が4月29日の楽天戦(ベルーナドーム)でNPBでは前人未到の通算2000三振を喫した。その直後に今季6号本塁打を放ち、通算460号に到達。本塁打か三振か、中村が真骨頂を発揮した日になっただけに、大台に乗った三振数はよりポジティブに受け止められた。
今季は山川穂高が開幕早々に故障離脱したため、かつて定位置だった4番に。近年はフル出場が難しくなっている中で、4月は随所に全盛期をほうふつさせる打棒を見せた。8月には40歳となるが、長い球史でも同年齢でのキング戴冠は門田博光(元南海)ただ一人である。...