法哲学者がコロナ禍で訪ねた全国の「夜の街」 「根も葉もない噂に苦しめられた」スナック経営者の生々し過ぎる声の数々
新型コロナウイルスの感染法上の位置づけが、5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行する。医療体制や行政の対応に加え、感染者数の増加も懸念されている中、コロナ禍で大打撃を受けた観光地や飲食店は、失った顧客を取り戻すべく、懸命の努力を続けている――というわけで、今宵も繰り出そうか、赤い灯、青い灯ともる街角へ。
スナック研究の泰斗である谷口功一さん(50)の新刊『日本の水商売 法哲学者、夜の街を歩く』(PHP研究所)は、コロナ禍を乗り越えた全国各地のスナック経営者たちの「生の声」で綴られたルポである。...