「岸田首相襲撃」の責任は警察内でどう見られているか? 「2度あることは3度ある」との声も

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最高幹部を総とっかえ?

「本来なら然るべき部署・部局が責任をとってもおかしくない案件ですが、5月にG7広島サミットがある関係で、本件に関する人事は凍結されているとのことです。元警察庁長官で内閣官房副長官の栗生俊一氏が主導して、それなりの人事が行われる可能性はあるでしょう。当然のことですね」(同)

 安倍元首相の暗殺後は、櫻澤健一警察庁警備局長、大石吉彦警視総監、そして中村格警察庁長官が引責辞任した。

「今回は結果的にそこまでの事件にはなりませんでしたし、現在の原和也警備局長は将来の長官・総監候補ですから辞職というのも難しく、最高幹部を総とっかえということにはならないでしょう。が、2度目であることを重く見て、“幅広い人事”が敢行される可能性はあるでしょう」(同)

 組織の幹部はいざという時には責任を取るポジションであるだけに、なかなか厳しい局面を迎えているようだ。「2度あることは3度ある」とは、現在、警察内でしょっちゅう口にされている言葉だという。

デイリー新潮編集部

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