大乱闘に暴動も発生!機動隊が出動した、今ではありえないプロ野球“遺恨試合”

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ヘルメットをかぶって守備に

“遺恨試合”といえば、プロレスをはじめ格闘技を連想する人も多いはずだが、今から50年前のプロ野球にも、“遺恨試合”と呼ばれた注目カードがあった。【久保田龍雄/ライター】

 1973年から74年にかけて太平洋(現・西武)と金田正一監督率いるロッテの対決は、機動隊が出動する騒ぎが起きるなど、大荒れに荒れた。きっかけとなったのは、73年5月3日、川崎球場の試合だった。

 昭和30年代に黄金時代を築いた西鉄に代わって、太平洋クラブを新スポンサーに再出発した“新生ライオンズ”は、開幕5連勝と波に乗り、5月2日の時点でも2位・ロッテにゲーム差なしながら、首位を守っていた。...

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