NHKストーカー被害者が看板番組に抜てきされていた 「局内には“なぜ彼女が?”の声がある」【スクープその後】
一目置かれる存在
船岡アナは早稲田大学政治経済学部を卒業した後、NHKに入局。地方局の勤務を経て、2010年に東京アナウンス室に異動。相撲中継やフィギュアスケートの実況中継で評価を高めたのち15年に東京を離れ、名古屋放送局、金沢放送局を経て、昨年8月に札幌放送局に異動していた。札幌は彼の出身地だ。
「相撲やスポーツの実況アナは志願者が多い狭き門。船岡さんはそこで生き残ってきたエリートといえます。また、NHK内部では相撲に携わる仕事をしている人の集まりを“相撲班”と呼びますが、船岡さんは“相撲班”の一員として一目置かれる存在でした」(NHK関係者)
後輩女子アナとの関係
順風満帆そのものだったアナウンサー人生に暗雲が漂い始めるのは、金沢放送局から札幌放送局に異動してからである。札幌への異動後、船岡アナはスポーツ実況から外れている。
「金沢から東京に戻るのではなく、札幌に行くことになった背景には二つ理由があります。一つは“相撲班”の重鎮から、生意気だと嫌われたこと。もう一つの理由が、今回の事件で被害者となった後輩女子アナとの関係です」(同)
後輩女子アナは元々、大相撲ファンだったという。
「船岡アナは相撲の実況をやっているので力士の知り合いが多く、よく力士たちと会合をやっていた。金沢で一緒に働いていた時、それを知った後輩女子アナが船岡アナに“会合に連れて行ってほしい”と頼んだ。で、そのようなことが何度かあったうちに親密になっていったと聞いています」(NHK局員)
後輩女子アナは独身だが、船岡アナは妻子持ち。
「船岡アナにとっては不貞で、そのことも問題視されて札幌行きが決まったと聞いています。その後、二人の関係がどうなったかは不明ですが、ある時点で船岡アナは“捨てられた”。後輩女子アナが電話に出なくなったことで、船岡アナがストーカー化した、ともいわれています」(同)
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