長嶋茂雄が試合以外で見せた“異能” 「天気予報」は本職顔負け、川上監督も「さすがだねえ」と感心
天気予報でも抜群の的中率
長嶋茂雄巨人終身名誉監督の現役時代の人間味あふれる“ミスター伝説”を3回にわたって紹介するゴールデンウィーク企画。第3回は「人間長嶋編」と銘打ち、試合以外で見せた“異能”や家族思いの一面など、人間的な魅力に満ちたエピソードを紹介する。【久保田龍雄/ライター】
現役時代の長嶋は、天気予報にかけては、チームメイトから“気象庁”と呼ばれるほど、本職顔負けの的中ぶりだった。1968年5月12日の中日戦では、試合前にポツリと雨が落ちてきた瞬間、「今日は絶対中止になる」と予告し、いつもなら試合に備えて昼寝をするのに、この日は起きたまま、佐伯文雄総務と将棋に興じていた。...