「余命わずかな父との穏やかな時間がきっかけ」 ファッションの世界にいた福田春美が「ブランディングディレクター」という仕事にたどり着いた理由

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多動症と難読症の傾向

 フードカルチャー誌「RiCE」に連載を持ち、そのライフスタイルが多くのひとを魅了する、福田春美さん。華やかなファッションの世界から、ブランディングディレクターなる現在の職にたどり着くまでには、身近な人の最期に寄り添う、特別な経験があった。どんな時間が、今の彼女を作ったのか。

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 私は小さい頃から30代までは生きるのが下手だった。今も生きていることが上手とはいえない。子供の頃、今でいう多動症の傾向があり、文字が頭で理解できない難読症気味で、普通に人がその年齢でできることができない自分だった。...

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