「スマホ依存」で子供の眼球が変形? 10人に1人が失明予備軍との試算も スマホ失明から身を守る方法
「20-20-20ルール」
また、強い危機感を持って対策を講じている欧米では「20-20-20ルール」というのが提唱されています。これは、20分間「近業」をしたら、20秒間、20フィート(約6メートル)遠くを見ましょうというもの。
この20秒間遠くを見るというのは、どこか1点を決めて見続けるのではなく、遠くを見渡すというイメージ。重要なのは「近業」の対象から目を離すということです。
これはご家庭でも今すぐに取り入れられるルールではないでしょうか。子どもは熱中すれば1時間ずっとスマホ画面を見続けているなんてこともザラにあります。従って、大人が注意して「20-20-20」を習慣付けてあげるのが大切です。
今の子どもたちが大きくなる頃には平均寿命はさらに延び、間違いなく人生100年時代に突入していることでしょう。しかし、私たちの子どもや孫が最後の10年、20年を全盲で過ごすことになったら……。人類の“明るい”未来を守るためにも、今すぐ近視対策が必要なのです。
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