佳子さまのご両親への“決別宣言”の背景に眞子さん? 「分室をお守りする覚悟」【スクープその後】

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秋篠宮家にとっての転機

 では、かように「小室問題」の傷跡が癒えつつあるかに見える皇室にあって、当の秋篠宮家はといえば、

「5月6日にロンドンで執り行われるチャールズ国王の戴冠式には、皇室を代表して秋篠宮ご夫妻が出席なさる見通しです」

 そう話すのは、さる皇室ジャーナリストである。

「英王室からはまだ正式に招待状が届いていないものの、慣例に則れば、皇太子待遇のお立場にある方の出席が順当といえます。実際、1953年のエリザベス女王の戴冠式には、昭和天皇の名代で当時皇太子だった上皇さまが出席されているのです」

 陛下は昨年9月、皇后さまとともにエリザベス女王の国葬にご参列。また令和の御代替わり後、女王から国賓として訪英のご招待を受けながらも、コロナ禍で実現していない。

「これを引き継ぐ形で、あらためてチャールズ国王からお招きを受け、今秋以降に両陛下おそろいで訪英なさるものとみられます。従って、もし戴冠式にも出席なされば、短い期間に3回連続となってしまう。秋篠宮ご夫妻が出席されることは、バランスの観点からもふさわしいというのです」(同)

 式典の会場はロンドンのウェストミンスター寺院。秋篠宮ご夫妻は、世界中から集う王族らと席を並べられることになり、

「平成の終盤から小室問題で評判を下げ、逆風にさらされてきた秋篠宮家にとって、大きな転機となり得るのではないでしょうか。とりわけ紀子さまは、将来のお世継ぎである悠仁さまのご即位を思い描かれ、感慨もひとしおだと思われます」(同)

 それでも、

「当日の最大の関心事は何といってもヘンリー王子とメーガン妃夫妻の動静。王子の回顧録は全世界に衝撃を与えたため、式典そのものより大きく報じられることになるでしょう。そのあおりを受け、秋篠宮ご夫妻のご出席というニュースが、かき消されなければいいのですが……」(同)

「分室」でのご決意

 もっとも、お身内で不協和音が響いているのは王室に限らない。眞子さんが去った秋篠宮家ではただ今、妹の佳子さまがご両親と抜き差しならない状況にあるというのだ。前出記者が言う。

「北側に隣接する赤坂東邸と合わせ、およそ34億円を費やした秋篠宮家の改修工事が昨年9月に終わり、ご一家が約4年間、仮住まいされてきた『御仮寓所(ごかぐうしょ)』からのお引っ越しが現在、進められています。新居はご一家のお住まいである私室部分、ご接見などに用いる公室部分、そして職員の事務室部分に大別されます。すでに公的ご活動で使われており、私室部分についても3月末までにお引っ越しの作業が完了する予定です」

 2019年2月に完成した御仮寓所は、建設費約9億8千万円。今後は、事務所や収蔵庫として活用されることになるのだが、

「昨年11月、改修の終わった秋篠宮邸が報道陣に公開されましたが、皇嗣職は今後の御仮寓所について『分室』と称し、『私室部分の機能も一部残す』と説明しました。新たな宮邸の延床面積は2972平方メートルと、改修前の2倍近くになったのに、なぜ私室部分が完全に移行しないのかと不思議だったのですが……」(同)

 それには、驚くべき“理由”があったという。秋篠宮家の事情を知る関係者が明かすには、

「ご家族のうち、佳子さまだけが引き続き『分室』に住まわれることになったのです。実際に佳子さまは、お引っ越しの作業をなさっていません。眞子さんの一件で、佳子さまもまた秋篠宮ご夫妻との間に深い溝ができてしまった。そうした状況を修復なさらず、別々にお暮らしになるという決断をなさったのです」

 さらに続けて、

「いまも御仮寓所には、眞子さんの荷物が大量に置かれたままです。眞子さんの渡米後、佳子さまは、関係悪化で直接にご両親とやり取りができない眞子さんの“代理人”として意思伝達を担ってこられました。また、眞子さんの残した私物の管理も一手に引き受け、必要に応じてニューヨークへの配送もされている。今後、眞子さんが一時帰国したとしても対応できるよう、分室をお守りする覚悟でおられるのです」(同)

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