佳子さまのご両親への“決別宣言”の背景に眞子さん? 「分室をお守りする覚悟」【スクープその後】

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今秋の開催が妥当か

 2月9日には、西村泰彦宮内庁長官が定例会見で、恒例の「皇居・乾通りの一般公開」と併せて園遊会の開催について尋ねられ、

〈できるだけ実施する方向で検討している〉

 と答えていたのだが、さる宮内庁関係者によれば、

「現実的に春の開催は難しいと思われます。仮に人数を縮小したり飲食を取りやめたりといった“イレギュラー開催”にすれば、本来の姿とは大きく異なってしまう。また何より、5月8日が“コロナの分水嶺”となっている状況で、それ以前に開催して大規模なクラスターが発生すれば責任問題になりかねません。ただでさえ招待客には高齢者が多く、深刻な状況も想定されます。今秋に満を持して開催、というのが妥当ではないでしょうか」

 招待という制約はあれど、園遊会が国民と皇室との架け橋となっているのは言うまでもない。皇室解説者の山下晋司氏は、

「コロナに対して皇室は非常に慎重な姿勢をとり続けていますが、民間のライブイベントやスポーツ観戦などは、すでに『声出しOK』の方針を打ち出しているところも多い。またマスクに関しても、3月13日から着用緩和となります。社会全体がウィズコロナに向けて動き始めている中、皇室も遅れすぎず、その流れに沿った対応が必要です」

 そう説くのだが……。

眞子さんの近況への質問は却下

 そのコロナ禍とともに、令和の皇室に重い影を落としてきたのが、眞子さんと小室圭さんとの結婚問題であった。

「この件はこれまで、秋篠宮さまのお誕生日会見はもちろん、陛下の会見でも言及されてきました。一昨年、『お二人の結婚に関して国民の間にさまざまな意見がある』ことについて問われた陛下は『(眞子さんが)ご両親とよく話し合い、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております』とお答えになっている。また昨年は、儀式を経ない異例の結婚となったことへのご感想を『多くの方にご心配をおかけすることになったことを心苦しく思っています』と述べられていたのです」(前出記者)

 が、今年は一転、記者側の質問にこの項目は含まれていないのだ。先の宮内庁関係者が明かすには、

「1月から宮内庁と記者会との間で質問案のすり合わせが行われており、当初は陛下と皇嗣家との関わりという枠組みで、眞子さんの近況について『何かお聞きになっていますか』といった質問をする案も出ていました。ですが、窓口となる総務課が『陛下はその状況を知り得るお立場になく、お答えしようがない』と退けてしまった。記者会にとっても必須の質問ではなかったようで、それ以上の交渉はなされませんでした」

 かくして今回の会見は、1年のご感想やご家族とのお過ごしようなど、きわめて穏当な質疑に終始することで落ち着いたというのだ。

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