鈴木奈々に小倉優子… 芸能界で「一般人夫」との離婚が相次ぐ理由とは？ 「弱者びいき」と「カッコいいバツイチ女性ブーム」の影響か
不安が強くてキャラが迷走しがち？ 一般人夫と離婚を発表した女性たちの共通点
離婚の理由はさまざまで、夫が一般人というだけで同じに語るのは乱暴だ。けれども昨年から今年にかけて離婚を発表した面々は、不安を感じやすいナイーブな一面があり、キャラが迷走しがちという共通点があるのではないだろうか。
鈴木さんの芸人顔負けの元気なギャルキャラは一世を風靡したものの、ブレークに伴って「うるさすぎる」とアンチも増えた。自分の方向性について、かつてマツコ・デラックスさんの番組で涙を見せていたこともある。離婚理由は詳しく語らないが、占い番組に出た時は子どもを授かると聞いて泣いたこともあり、キャラだけでなく夫婦間の葛藤も抱えていたのではと多くの同情の声が寄せられている。
キャラの迷走といえば、ゆうこりんのこりん星キャラもそうだし、篠田さんもAKB卒業後は、強気キャラでもなく自然派ママでもなくと中途半端な立ち位置だった。ちなみに彼女たちには、占いへの心酔ぶりが報じられたという共通点もある。篠田さんは思った通りの答えが得られないと3件くらいハシゴすると藤本美貴さんの動画で語っていたが、のちに「不貞占い」にハマっていたとの報道もあった。
遠野さんは摂食障害を、朋ちゃんは薬物依存で入院した過去を明かしている。みんな繊細で不安が強く、頼れる相手や依存先を探してしまう人なのだろう。自分に自信がないので損得勘定でフラフラしてしまうし、一般人の夫に芸能活動の悩みは解決できない。そうした状態に、耐えられなくなってしまうタイプなのかもしれない。
もの言う「一般人男性」のリスク
鈴木さんは今でも前夫と仲が良いとのことだが、一方で今は「弱者びいき」の時代。かつては声を上げることのなかった一般人夫たちが、発言力を増してきている。
篠田さんや熊田さんはメディアに不貞疑惑をリークされ、裁判にもつれこんだ。ゆうこりんの元夫も離婚が報じられた頃、不満をあらわに取材に答えたことが世間の関心を引いた。
女性タレントたちがさっさと離婚を選ぶのは、こういった「もの言う一般人夫」の態度を恐れているというのもあるだろう。自分の夫である限り、マスコミの手は伸びてくる。イメージダウンにつながりかねない発言を、一方的に発信されるリスクがおおいにある。実際に熊田さんや篠田さんの夫は、そうして世論を味方につけた。円満離婚だと彼女たちは言うものの、あれだけこじれていればさすがに無理な主張と思う人は多いことだろう。
ただ人のうわさも七十五日と言う。離婚でモメた人というイメージがつくことに不安になるよりは、さっさと新しいキャラデビューをするのが勝ちだ。ゆうこりんは大学受験、朋ちゃんはダイエット、熊田さんもポールダンス披露などで話題を上書きした。
鈴木さんをこの並びに入れるのはちょっと気が引けるが、いま弱っている彼女に追い風が吹いていることは確かだ。このチャンスを見逃さず、離婚を新たなキャラデビューの転機に変えるようなしたたかさを身に付けて、再び頑張ってほしいなと思うばかりである。
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