「突っ立ってねえで、こっちへ来い!」 漫画原作者・早川光に激怒した老舗すし店の大親方の“本当の目的”とは?
「本を読んだ親父が怒っている。顔を出してくれ」
漫画原作者で著述家の早川光さん。BS放送「早川光の最高に旨い寿司」のナビゲーターを務め、『新時代の江戸前鮨がわかる本』など江戸前ずしに関する著書なども手掛ける彼が、もういちど会いたい、と願うのは、浅草の老舗「弁天山美家古壽司」の大親方だ。当時24歳だった早川さんはその大親方のことをとにかく恐れていて……。
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1985年の7月、僕は最初の著書「すし 江戸前を食べる」を上梓した。浅草の「弁天山美家古壽司」をはじめ、都内の数軒の老舗を取材して書いた、江戸前ずしの入門書だ。...