JGTO青木功会長に資産4千億円の副会長がしかけた“クーデター” 凄絶な対立の舞台裏【スクープその後】
深まる双方の溝
執行部批判については、
「大きな声で言いたくはありませんが、JGTOは選手のための組織。しかし、それがそうならず、青木さんに近い人ばかりが理事になってきた。それを改善しようと三木さんに理事に入っていただいたのですが、うまくいってないですね」
LIV出場については、
「試合会場で批判されたことは一度もありません」
スポンサーの反応についても、こう言うのだ。
「青木さんが辞めれば協賛を降りる? それっておかしな話ですよね。そこに最善を尽くすのが執行部の仕事では?」
双方の溝は深そうである。
かくも難しい状況に立たされた青木会長に聞くと、
「詳しいことは言えませんが、今後のJGTOの健全な執行体制について関係各位と協議し、課題の解決に向けて最大限努力しているところです」
とコメント。
結果的に青木会長体制は継続となった。しかし今回の騒動は、長期低迷の真っ最中にある男子ツアーの内部で選手たちの不平不満が渦巻いていることを示しているのかもしれない。
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