寝たきり老人を激減させた「奇跡の村」 102歳医師が明かす「死ぬまで元気」の秘訣

ドクター新潮 ライフ

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 高知県にある、3人に1人が高齢者の町で寝たきり老人を激減させた疋田善平(ひきたよしひら)医師。数多くの住民の健康を見守り、地域医療の世界に金字塔を打ち立てた老医師は、自らも100歳を超えてなお元気である。その秘訣(ひけつ)に、ノンフィクション作家の奥野修司氏が迫る。

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「病気というのは格好だけ見てもわからんな。隠れている本当の病気を治さんといかん。これは力のない医者ではできません。あんたはどう思う?」

 こう言うのは、この4月で102歳の誕生日を迎える疋田善平さんだ。...

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