主要選手欠場で揺れる「柔道・全日本選手権」 鈴木桂治・男子代表監督はどう考えているのか

スポーツ

  • ブックマーク

 4月29日、日本武道館(東京・千代田区)で男子柔道の無差別級日本一を決める伝統の全日本柔道選手権大会が行われ、王子谷剛志(30=旭化成)が決勝で羽賀龍之介(32=同)を破り、4度目の優勝を果たした。王子谷は実力者ではあったもののオリンピック出場には恵まれず、「終わった男だと思っていた。奇跡です」と歓喜の涙を流した。【粟野仁雄/ジャーナリスト】

 王子谷の優勝は6年ぶりの4回目で、鈴木桂治(42=アテネ五輪男子100キロ超級金/男子日本代表監督)と並ぶ記録である。...

つづきを読む