宮内庁の隠蔽体質の背景に紀子さまの“ご指導”か 幹部の会見を細かくチェック

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「もう少しオープンにされた方が…」

 秋篠宮さまの強いご意向で新たな広報体制が敷かれたというのに、お膝元の部署がこれでは説得力に欠けると言わざるを得ない。

 皇室解説者の山下晋司氏は、こう指摘する。

「眞子さんの結婚に際しては、皇族の“公と私”が焦点となりました。秋篠宮殿下は、この二つをできるだけ区別したいとのお気持ちが強いように見受けられます。ただし国民からすれば公私は関係なく、そのお人柄に関心が向けられます。むしろ“私”のお姿の中にそれがよくうかがえることもあるのです。チャールズ3世国王陛下はじめ英王室との交流についても、2年間留学なさっていたのだから、そのあたりのお話が紹介されないのは歯がゆく感じます。プライベートとはいえ、もう少しオープンにされたほうがいいと思います」

英国アンケートで驚きの数字が

 さて、そんな中で赴かれる英国でも、戴冠式の話題はやはり「次男」に尽きる。1月に回顧録『スペア』を刊行したことで王室との関係がいっそう悪化し、動向が注目されていた国王の次男・ヘンリー王子について、英王室は4月12日、「出席する」と発表。あわせてメーガン妃は欠席し、2人の子とカリフォルニア州サンタバーバラの自宅に留まることも明らかになった。

 前出の在英ジャーナリストは、

「当日は長男アーチー君の4歳の誕生日でもあり、メーガン妃は自分が出席することで女王の国葬の時のような批判が再燃するのを忌避したとみられます。家庭では誕生日パーティーを催す予定で、ヘンリー王子も式典が終わると、その後の昼食会やパレードには参加せず、直ちにプライベートジェットで米国へ引き返すといい、実質36時間の小旅行になるといわれています」

 むろん父や兄との関係修復など望むべくもない。『英国女王が伝授する 70歳からの品格』などの著書があるジャーナリストの多賀幹子氏が言う。

「昨年6月、エリザベス女王の即位70周年を祝う『プラチナ・ジュビリー』に出席したヘンリー夫妻は、ロンドンのセントポール大聖堂前に集まった市民からブーイングを浴びました。二人は英王室を批判しながらもそれで稼いでいるため、英国で嫌われています。その姿を米国民に見られればブランド価値が低下し、ビジネスにも影響が及んでしまうのです」

 実際に、こんな数字が。

「4月22日に英国でアンケートが行われました。『理想のカップルはどちらか』という設問で、結果はウィリアム皇太子夫妻が71%、ヘンリー王子夫妻は14%。後者は依然として英国民に支持されておらず、それどころかますます嫌われているのが分かります。回顧録にはウィリアム皇太子も激怒しており、戴冠式当日は王室の配慮で、互いの視線がぶつからないようにヘンリー王子が10列後ろに座るとも報じられています」(同)

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