宮内庁の隠蔽体質の背景に紀子さまの“ご指導”か 幹部の会見を細かくチェック
“隠蔽体質”に記者からも皮肉が
続けて、翌週14日には、こんな話題も出たという。
「春休み中の悠仁さまの生活について質問がありました。大夫は『基本的に公的な行事以外はお知らせしない』と前置きしながら、ご両親と一緒に九州山地を巡検、つまりフィールドワークされたと切り出したのですが、それ以上は一切明かさない。このご旅行については、前日発売の『女性セブン』が日程や場所などを詳しく報じていたのですが、それでも大夫は“私的ご活動”を盾に説明を拒んだのです。本来ならば前週の会見で伝えてもいいはずで、われわれが14日に水を向けなければ、言わずじまいだったのは明らかでした」(同)
あまりの“隠蔽(いんぺい)体質”に、業を煮やした記者会からは、以下のような痛烈な皮肉も飛んだというのだ。
「九州の地名すら口にしようとしない大夫に『北九州市は含まれていませんよね』と尋ねたのです。『具体的なお話は控える』とする大夫に、この記者は『作文の関係者とお会いになったか』と、追い討ちをかけました。これは昨年2月、北九州市が主催する作文コンクールで佳作に入選された悠仁さまの作品に、ガイドブックなどの無断引用が発覚した件を踏まえたものですが、こうした皮肉を言いたくなるのもうなずけます。“なぜこんなことを隠すのか”という応酬が、毎週のように続いているのです」(同)
紀子さまの「ご指導」も影響か
ご一家の日常にとどまらず、今回の英国ご訪問に関しても、理解しがたい対応がみられたといい、
「われわれはかねて皇嗣職に、秋篠宮さまと英王室やチャールズ国王との交流について、過去の思い出やエピソードを紹介してほしいと要望してきました。ところが14日の会見で大夫は『承知していない』と言う。あらためて質すと、大夫は同席した報道室長に確かめる始末で、のちに供された資料は“いつ会われた”といった事実の羅列に終始し、要望とは程遠いものでした」
先の宮内庁関係者が言う。
「秋篠宮ご夫妻は、毎週の皇嗣職大夫の会見を文書化してご覧になっています。これをもとに、しばしば紀子さまから大夫や皇嗣職幹部に『ここはこう言うべきでしたね』などと、細かなご指導があるといいます。会見が“空洞化”しているのは、余計なことを言うまいと大夫が過剰に自主規制していることも一因ですが、そもそもご夫妻に『プライベートは明かさなくていい』『記者会のリクエストに応じる必要はない』とのお考えがあるのは間違いありません。このために大夫は毎週、記者会との板挟みになっているわけです」
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