宮内庁の隠蔽体質の背景に紀子さまの“ご指導”か 幹部の会見を細かくチェック

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システム見直しの主たる理由

「宮内庁に届くご意見の8割以上が、戴冠式に関するものでした。これらを窓口である長官官房の秘書課が取りまとめ、国民の声として長官へ伝えてきましたが、4月から広報室が新設されたのに伴い、国民からの問い合わせは、まず広報室で受け、それがご意見やご要望である場合には、あらためて役所のホームページからメールでお送りいただくことになりました」(同)

 結果として国民の声は、ダイレクトに届きづらくなったといえるのだが、

「何しろ抗議の数が膨大で、すべてに対応していると通常業務もおぼつかない。これがシステム見直しの主たる理由だと聞いています」(同)

 秋篠宮さまの肝いりで立ち上がった広報室が、さっそく国民に向けて“力”を行使し始めたわけである。

歯切れの悪い回答が顕著に

 さる皇室ジャーナリストいわく、

「こうした批判を招くのは、“小室問題”だけが原因とも言い切れません。事実、その後も秋篠宮家は、悠仁さまの高校入学の経緯や作文コンクールでの無断引用などで物議を醸してきました。最近では、34億円を費やして改修した宮邸に佳子さまだけが引っ越されず、引き続き仮住まいの『御仮寓所』でお暮らしになっている件も批判されています」

 が、これらの“疑念”払拭に向けて動く姿勢が、宮内庁にはまるで見られないのだ。前出の記者が言う。

「秋篠宮家のお世話をする皇嗣職のトップは、警察庁出身の加地隆治・皇嗣職大夫。御代替わりで皇嗣職が創設されたのに伴い、宮家の事務を統括する宮務主管から異動し、“秋篠宮家専従幹部”となった人物です」

 その加地大夫は原則として、毎週金曜日に庁内で記者会見を行っており、

「以前から記者の質問には歯切れの悪い回答が目立ちましたが、最近はそれが顕著です。例えば4月7日の会見では、ご一家のお引っ越しについて質問が出ました。大夫は『必要なお引っ越しは終了した』と言いながら、『佳子さまはどうされたのか』と尋ねられると『私室の部分の利用については説明を控える』と、居住実態を明かそうとしない。記者からは『御仮寓所は本邸の完成後、事務棟として活用する名目で国費が支出されたはず。これでは目的外利用だ』と畳みかけられても『ご意見として承(うけたまわ)る』と言うばかりでした」(同)

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