イタリア出身の翻訳家、イザベラ・ディオニシオが語る「木綿のハンカチーフ」に魅せられた理由

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短編小説のような名曲

 イタリア出身の翻訳家で、『女を書けない文豪たち イタリア人が偏愛する日本近現代文学』などの著書で知られる、イザベラ・ディオニシオさん。彼女が心引かれる一曲というのが、日本歌謡界の名曲「木綿のハンカチーフ」だ。ヒット当時、生まれてすらいなかった彼女はどうしてこの音楽に魅せられたのか?

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 この話をすると好みが渋いと言われてしまうけれど、「木綿のハンカチーフ」という曲が大好きだ。

 ヒットしたときに日本にいなかったばかりか、まだ生まれてもいなかったので、もちろんそれをリアルタイムで聴いているわけではない。...

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