中居正広と香取慎吾の共演をSMAPファンはどう見たか 2人がファンを大事にしていると分かった根拠
松本人志の功績
ファンが号泣した理由は他にもあるという。懐かしい“中居と香取の掛け合い”が、「SMAP×SMAP」を制作・放送していたフジテレビで再現されたからだ。
「中居くんはSMAPの長男で、香取くんは末っ子というキャラクターです。自由奔放な香取くんが臆することなくSMAPのリーダーである中居くんに様々なボールを投げ、それを中居くんが打ち返した。解散前は当たり前のように行われていた2人の“コンビネーション”を久しぶりにテレビで見ることができました。感極まったファンが多かったのは当然でしょう」(同・ファン)
SMAPファンの間では、松本人志に対する感謝の声も多かったという。
「松本さんはフジテレビの『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』でMCを務めていたこともあり、SMAPとは深い信頼関係を築いています。多くのファンが松本さんに感謝の言葉を投稿していますが、2人のトークを邪魔しないよう常に引き気味の姿勢だったにもかかわらず、要所要所ではしっかり笑いを取ってくれた。あのMC術はさすがとしか言いようがありません」(同・ファン)
SMAP再結成
香取慎吾は1月に46歳となり、中居正広は8月に51歳になる。芸能人として、まさに“脂が乗った時期”と言える。
「『まつもtoなかい』で2人は、芸能人とか社会人というより、人間として一回りも二回りも大きくなったことをファンに実感させてくれました。解散の時、SMAPのみんながどれほど辛い思いをしたか、誰もが知っています。それでもメンバーは誰かのせいにすることなく、まさに“芸の肥やし”として昇華させました。番組を通じ、香取くんが歌やダンス、そして絵画でも才能を発揮していることを、また中居くんはMCという仕事に自負とやりがいを見出していることを再認識できました。2人のプロ意識が極めて高いことが、初回放送の評価を高めたと言っても過言ではないと思います」
番組後半に香取が歌った「BETTING」は、今年1月期にフジテレビ系列で放送されたドラマ「罠の戦争」(関西テレビ制作)の主題歌だ。主演は草なぎ剛(48)であることは言うまでもない。
さらに番組中のCMでは、木村拓哉(50)が主演するドラマ「風間公親―教場0―」の番宣番組の告知も流された。
「単なる偶然だとは思えません。実際、SNSでは大騒ぎになっています。フジテレビから『元SMAPの5人が再びライブを行う日は必ず来ます』、『レギュラー放送は無理でも、特番として「SMAP×SMAP」が復活します』というメッセージが届いたような気がしました。もちろんすぐに実現するなんて思ってもいませんが、『期待していいですよ』とフジテレビが私たちファンを励ましてくれたように感じてしまうのです」