篠崎愛(31)今だから語れる“AKBはウザい”発言の真相 「グラドルとして邪魔だったとかではなく…」

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遊びたくて泣いた高校時代

 雑誌、DVD、写真集と仕事は決まっていった。一方、クラスメイトたちの反応はどうだったのだろうか。

「わかりやすくテレビに出てるとかじゃないからそんなになかったですね。コンビニに載っている雑誌は並んでるから、グラビアに出てるのは知ってたと思うけど、私に何か言ってくるとかはあんまりなかったです。私も本当に仲のよい子少人数で喋ってる感じだったんで」

 グラビアでの人気は高校生になっても増すばかりだったが、その頃になるとグラビアの仕事がつらくなってきた。忙しすぎたのだ。

「学校優先だったんで、土日や夏休み、冬休みとか長い休みの時はずっとロケで、全然遊べなくて。ロケに行っても楽しくないというか『私、何してるんだろう』『私の学生生活、このままでいいの? もっと楽しんだ方がいいんじゃないの? 学生って今しかないんだよ』と思って。だからロケに行っては毎日泣いてました。私、遊びたいって(笑)」

 平日は学業優先だったが、篠崎家では「親が『この子は芸能の仕事もしてるし、なんかあったらダメだ』と考えていた」こともあり、門限は夜7時まで。高校生なのに門限が早すぎることも恥ずかしくて友達には言えず、ストレスをためた。

「でも、グラビアの作品を出すと、イベントに来てくれるファンの方がいっぱいいる。 そうなるとやっぱり応援してくれる人はいるし、嬉しさとこの人たちを悲しませたくないという責任感もありグラビアは続けてました。ただ遊びたくて泣いてましたけど(笑)」

アイドルグループへの参加は大きかった

 2000年代の終わり、最初の事務所を退社する。その時、芸能界からの引退も考えた。

「でも次に入ることになる事務所の社長に『アイドルグループをやろう』と言われて、やってみたいと思ったんです。アイドルはもともと好きだし、可愛い衣装を着て、歌えるんだったら楽しそうだと思って。社長さんは『歌で行くから、グラビアはやらせない』と言ってたんですけど、入ってみたらめっちゃグラビアもやることになって(笑)」

 こうして篠崎は4人組アイドルグループ「AeLL.」のメンバーになる。このグループでの活動は篠崎にとって大きかったという。

「芸能界に復帰するとなった時、以前のように喋れないまま復帰するのはマズいなという思いが自分の中であったんです。それに『復帰して雰囲気変わったね』と思われた方がギャップがあっていいかなとも考えました。グループ自体も楽しくて、最悪、私が喋れなくてもほかに喋ってくれる子がいる安心感もあって。 緊張せず気持ちを緩めたり、自然に笑ったりできるようになりました」

 AeLL.の握手会にはグラビアの時からのファンもきたが「なんか、めっちゃ笑うようになったね」「こんなに喋ると思わなかった」と、変化に驚かれた。

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