「才賀家事実婚カップル」に立ち込める暗雲に“やっぱり”の声も続々…存在感を増す「セミプロ彼女」たちのたくましさ

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ビッグダディの美奈子の二の舞? 「セミプロ彼女」たちに見る危うさ

 今回の絵莉さんのゴタゴタを見て、ビッグダディの元妻・美奈子さんが重なって思い出された。ビッグダディも才賀さん同様、複数の婚姻歴含めて毀誉褒貶の多い男性だっただけに、一般人ながら注目度が高かった。ダディの2人目の妻として美奈子さんがメディアに登場し、2年後に離婚するも自伝「ハダカの美奈子」を出版。のちに映画化され、本人もタレント事務所に所属することとなった。なお映画の主演を務めたのは元オセロの中島知子さんで、ヌードシーン含むR-18バージョンも作られている。自伝本の表紙には胸の谷間もあらわな美奈子さんの写真が使われ、とにかく煽情的な売り出し方をされていたものだ。

 メディアへのサービス精神と、炎上もいとわぬ夫婦のいざこざ、そして承認欲求をくすぐる密着取材。美奈子さんのそうした性質は思わぬ形で利用されたようにも見えるが、才賀さんのパートナーらも非常に似通っているのではないだろうか。なお小林さんもたきうえさんとの離婚後、露出度の高いDVDを発売するなど、やはり美奈子さん路線を歩んでいた。絵莉さんにも、暴露本含めてどぎついオファーがすでに来ていてもおかしくはないと勘ぐってしまう。

今からママタレになるには分が悪い? 「セミプロ彼女」たちの次の一手は?

 美奈子さんには悪いが、ビッグダディと離婚後、彼女は結局のところタレントとしては大成しなかった。それはやはり、タレントとして生き抜くだけの一芸を持っていないまま、過激なイメージだけが先行したからではないだろうか。

 才賀さんの名前を外した絵莉さんにしても、話題になるのはもめごとばかり。かといって、才賀さんと前妻との間に生まれた長女を置いて出て行ったという報道は、ママタレに舵を切るにしても相当のイメージダウンだ。

 とはいっても相手は才賀さん、前妻に対しての当てつけを繰り返しブログに書いてきた人だ。絵莉さんとこじれた場合、今度は矛先が彼女にも向くだろう。むしろそうした展開になった方が、彼女にとっては好都合だろう。ひどいパートナーに執拗に執着される悲劇のシングルマザーという図式になる。そうやって世間の注目が引っ張れる限り、ブロガーカップルは泥仕合を続けるに違いない。

 社会や元パートナーに対する怒りや愚痴で耳目を集める「セミプロ彼女」商法、と言うと言い過ぎだろうか。お子さんへの影響が心配ではあるが、子どもという絶対的弱者の存在が承認欲求の免罪符になっているのかもしれない。トラブルでしか関心を引けなくなっていく様子は、タレントでも母でもなく、駄々っ子のようだなと痛ましく思うばかりだ。

冨士海ネコ

デイリー新潮編集部

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