後藤は給料激減で「需要がなくなったのかな」 苦境に陥る「四千頭身」の今後
真価が問われるのはここから
もともと彼らのことを「いけ好かない若者」ぐらいに思っていた人たちからは、ここぞとばかりに批判の声が高まっているが、そこまで叩かれるほどのことはしていないのでは、と個人的には思う。
そもそもブーム時期の人気の加熱ぶりが異常だっただけで、彼ら自身は一貫して地に足のついた活動をしてきた。
最初の頃はネタ作りをする後藤だけが目立っていて、残り2人はお荷物キャラのイメージがあったが、現在では都築が個人でラジオ番組をやっているし、無口な石橋はサッカー、料理、筋トレなどの特技を生かし、後藤よりも高い収入を得ているという。
そもそも、出始めの頃にはコンビやトリオのうち目立っている1人だけが注目されるのはよくあることだ。その後、それぞれの個性にスポットが当たり、目立たなかったほうが仕事を増やしていったりもする。それ自体は悪いことではない。
四千頭身はトリオとしても「有吉の壁」(日本テレビ系)に出演しているし、打席が回ればきちんと結果を出している。現状も決して悪くはない。
彼らは時代を見る目がないトリオではないし、芸人として先がないわけでもない。ブームという追い風なしでどこまで走れるのか、彼らの真価が問われるのはここからだろう。