「夢グループ」名物社長が“歌手再生”事業で大当たり 年商は「優に100億円を超える」

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 5月3日は傘寿の誕生日。この日を境に歌手を引退する橋幸夫(79)の後継者に、4人が名を連ねている。今月上旬に行われたオーディション「二代目橋幸夫を探せ!」の最終合格者たちだ。

 音楽担当記者が解説する。

「千人を超える応募者の中から、最終審査に残ったのは10人。それぞれ橋のヒット曲『潮来笠』や『恋のメキシカン・ロック』を歌い、自慢の美声を披露して勝ち抜きました」

 当然、取材した記者たちは、二代目に選ばれるのは1人と考えていたという。

「ふたを開けたら21歳の大学生をはじめ、22歳の大学院生、27歳の会社員、そして補欠合格として42歳の現役歌手の名があった。まさか4人とは驚きましたよ」

 異色のオーディションを主催したのは、橋が所属する音楽事務所の夢グループ。

「担当者によると“合格した4人全員がはしゆきおを襲名する”とのこと。ややこしいので、幸夫の“夫”の字だけを変えて、それぞれ幸“雄”や幸“生”という具合に名乗らせるとか」

狩人の元マネージャー

 4人は5月1日に東京・浅草公会堂で行われる、橋のラストコンサートでお披露目の予定。ちなみに42歳の補欠合格者は、夢グループに所属しているそうだ。

「その夢グループを率いるのは石田重廣社長(64)。昭和の大ヒット曲『あずさ2号』で知られる兄弟デュオ・狩人の元マネジャーでね。後に独立して夢グループを創業したヤリ手です。人脈も広く、一時は6年前に死去した俳優の松方弘樹や小林旭(84)の面倒も見ていた。松方が亡くなった際は、一人でマスコミ対応を仕切っていましたよ」

 最近は事務所の歌手・保科有里(61)と通販CMでガイド役を務めるほか、小林旭と浅丘ルリ子(82)という“日活時代の黄金コンビ”の舞台共演をプロデュース。更には新レーベル「夢レコード」を立ち上げている。

「昨夏には社長と保科がデュエット曲『夢と…未来へ』をリリース。CMで息の合った掛け合いを見せていたせいか、業界内には二人が特別な関係にあるのでは、と疑う声も出たほど」

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