林芳正外相の「ビートルズ推し」でG7ディナーの現場は混乱 一昨年もセッションを申し込みひんしゅく
「ビートルズネタ」を入れるように指示
林外相は国会議員仲間でバンドを結成するなど、音楽好きで有名。中でもビートルズに傾倒し、レコードは擦り切れるほど聴いたとか。
外相就任後、一昨年のG7外相会合で「イマジン」、昨年はアフリカ開発会議で「レット・イット・ビー」をピアノで披露して話題に。それに味をしめたのか、
「以後も外交日程に『ビートルズネタ』を入れるよう指示を出し、事務方はその度に対応に追われています。昨年のバイデン大統領来日時にはブリンケンとのビートルズセッションを望んだものの、米側に“そんな余裕はない”と断られている。ブリンケンは“ハヤシは一体、何をしたいんだ”“音楽担当大臣のつもりか”とあきれていたそうです」
アップルパイも
異様な“推し”に、周囲はしらけているが、ご本人はどこ吹く風。今回の会合でも、夕食会のデザートに、ジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫妻の定宿だった軽井沢・万平ホテルのアップルパイまで提供している。
ホテルの担当者によれば、
「ひと月ほど前に外務省から連絡があり、ビートルズファンの大臣が、ジョン・レノンが好んだアップルパイをディナーに出してもてなしたがっている、と依頼があったんです。うちは現在、改修工事のため休館中。そのためグループの別のホテルに出向しているシェフを呼んで16個提供しました」
というから、こちらも大変だったはず。
「果たして林さんは外相として適格なのでしょうか」
とは、産経新聞ワシントン駐在客員特派員で、麗澤大学特別教授の古森義久氏。
「就任以来、目に付くのは中国へのすり寄りぶり。最大の脅威である国に対して融和の一辺倒です。ビートルズはともかく、その姿勢は国益を損ねていますね」
大臣の言動に「Help!」の声しきりなのだ。
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