「海岸に打ち上げられた動物は地震の前兆説」のうさんくささ 非科学的では?(中川淳一郎)

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 千葉県一宮町の海岸で4月3日~5日にかけ、30頭以上のイルカが打ち上げられたことは地震の前兆では、と週刊現代4月15・22日号が報じました。記事では、東日本大震災の7日前、茨城県の海岸に約50頭のイルカが打ち上げられていたことも挙げています。そして科学ジャーナリストによる「イルカは電磁波に敏感。海底の岩盤の動きが活発化した時に発生する電流により、方向感覚が狂ったのでは」との分析を紹介します。

 しかし、私はこの手の「海岸に普段はいない生物が打ち上がったのは大地震の予兆説」ってのはどうも信用していないんですよ。...

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